第7章 それは突然に・・・
『部活大変なのに、私と遊んでそれで疲れがたまったら嫌だもん』
「疲れてねえよ、運動部舐めんな。なんなら今から第2ラウンドにいってもいいんだぜ」
『それは私の体力が持たないから!!』
がばりと起き上がる
しかし、一瞬動きを止めへなへなとベッドに顔をうめる
どうやら腰が痛かったらしい
『は、一くんが激しくするから』
「お前がかわいく善がるのが悪い」
『私のせい!?』
少し涙目になる彼女の頭を撫でる
笑えば笑うほど、は不機嫌になる
その姿すらかわいいと思ってしまう俺は、末期なのかもしれない
その後、俺たちは抱き合って眠りについた
と過ごした時間はそれが最後であとは部活の日々
たまに部活を見に来ていた#NAMA1#の姿を見つけたが、部活が終わるころには、当たり前だがその姿はなかった
LINEでは毎日どうでもいいことをやり取りしていた
会いたいなと思う気持ちばかりが膨らんでいった
会いに行けばいい話なのだが、俺の感情を抑えられる自信がなかったのと
会いに行けば、彼女はこういうだろう
『彼女より部活!!学校が始まったらいつでも会えるでしょ』
脳内で簡単に再生される
がこういうのは、きっと俺や及川の本気を知っているからだと思う
牛島を倒したいっていう、俺らの気持ちを
本当に、よくできた奴だと思うよ