第4章 はじめてのデート
【番外編】及川side
俺とマッキー、そしてまっつんで気分転換という名の遊びに来ていた
本屋に寄って、今月の月バリを三人で読んでいた時
岩ちゃんの姿を発見した
彼も気分転換しにきたのだろうかと思っていたが
どうやら違ったらしい
彼女とデートしに来ていたらしい
ニヤリ、と三人の口元が歪む
これをからかわないで見過ごす俺達じゃない
そして、俺達の巧妙な口車に乗せられた犠牲者は、共に遊ぶことにした
たどり着いたのはゲーセン
見た目ゲームしなさそうなちゃんにとっては、退屈な場所かもしれない
でも、思った以上に彼女、ゲーム好きだった
岩ちゃんとマッキーが太鼓●達人をしている間
まっつんとちゃんは、シューティングゲームをしていた
俺はちゃんたちのプレイを見ていたんだけど、
何気彼女がうまくてびっくりした
「結構やるの、こういうゲーム」
『たまに、かな。おもしろいよね』
かわいらしい笑顔で、ゾンビ殺すのやめてもらえます
なんかすげえ怖いから
ゲームオーバーとなってしまった彼らは、熱いと言って少し離れたベンチに行った
岩ちゃんたちはものすごく白熱していたから、終わるのにもう少し時間かかるのかな
俺も、ベンチの方に行き、ちゃんの隣に座った