第4章 はじめてのデート
アイスを食べ終わり時計を見た
時間はすでに夜の7時を回っていて、そろそろ家に帰ろうということになった
俺はを送って帰るため、及川たちとはそこで別れた
「なんか悪いな。せっかくのデートだったのに」
『あはは。及川君と同じこと言ってる!さすが阿吽!』
「……その言い方やめてくれ」
くすくすと笑う声が聞こえる
やっぱりこいつの隣は居心地がいい
仲間とも両親とも違う、居心地の良さ
「なぁ」
『なに?』
「今度は、その……二人だけで楽しもうぜ。誰にも、邪魔されないでよ……」
『うん』
自分からデートの誘いをしてみたが、これすげえ恥ずかしい
最近俺、恥ずかしがってばかりだ
でも、が喜んでくれるなら
何回でも恥ずかしい思いをしてもいいかもしれない
俺はただ、お前の笑顔が見たくてしかたないんだから
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