第4章 はじめてのデート
その後、俺たち二人の姿をニヤニヤと笑う三人をぶっ飛ばし、並んでサーティワンに入る
花巻にはの分を奢らせた
「岩ちゃんがかっこいいんですけど!」
「俺はいつだってかっこいい」
開いている席に5人座る
俺の左隣に及川
向こう側の左から花巻、松川、と座る
バレーのことで盛り上がる三人をよそに、俺はスプーンに一口乗せ
「食うか?」
に尋ねる
一瞬驚いた顔をする彼女は、恥ずかしそうに笑った
彼女の口に運べば、小さく口を開きそれを食べた
『おいしい。あ、岩泉君も食べる?』
「ん」
スプーンに乗っけられたアイスを食べる
ストロベリーとチーズケーキの味が口ん中に広がる
あ、うめえ
今度これ食おうかな
「ねえねえ、あそこのカップル、ラブラブですわよ~」
「関節キスをしましたわよ、奥様~」
「いや~ん、破廉恥~」
花巻、松川、及川、がニヤニヤと気持ちわりい笑みを浮かべていて
腹が立ったから、肩パンしてやった
気にしてなかったけど、これ関節キスになんのか
今更恥ずかしくなってきた