第4章 はじめてのデート
本屋でが本を買っている間
月バリでも読んでるかなと思って雑誌コーナーに行く
すると、そこには見知った顔が3つ並んでいた
「あれ、岩ちゃんだ」
「本当だ、岩泉だ」
「何してんだ、岩泉」
「それ、俺のセリフ」
及川が気づき、続いて松川、花巻と俺の姿を見る
やべえ、こいつらにといるところをみられたら面白がるに決まってる
『岩泉君、本買ったから次どこに行こうか』
タイミングの悪さとはこのことを言うんだろう
彼女の姿を見た瞬間、三人の顔がニヤリと不敵な笑みと変化した
『あれ、偶然だね』
「ホント、偶然だねちゃん。今デートしてるところ?」
『う、うん』
「いいなぁ、岩泉。こんなかわいい子とデートできて」
「ホントホント。俺らなんてヤロー同士だってのにな、花巻」
何が言いたい、こいつら
も俺の困った顔見て笑ってんじゃねえ
で、なんでか知らないが、及川たちと遊ぶことになった
デートしてんだから空気読めよ!
「岩泉ー。太鼓●達人あるから勝負しようぜ」
しかも来た場所がゲーセンって……
、いかにもゲームしなさそうだから来なかったのに
ちらり、と彼女のことを見れば、シューティングゲームをしていた、松川と
あ、ゲームやるんだ
じゃあ、今度一緒にゲーセンに行こうって誘ってみよう
花巻と太鼓●達人で勝負をする
隣で及川が茶々を入れてくるから、邪魔すんなと頭をはたく
「腕相撲では勝てないからな。せめてゲームでは勝ちたい」
そう意気込む花巻
100円ずつ入れてゲームスタート