第9章 狂犬？注意－双子座一族の薙刀士－

肌を覆うものはとうに全て奪われ、全裸を晒すなんて、○○はもう、死んでしまいたいくらいに恥ずかしかった。

「や、…ゃ、おね、が……ナ、ギ……みちゃ、ゃぁ……っ」

必死に懇願してもナギは聞いてくれず、止まらない。

「○○……大好きだよ」
「ナ……っ、ん、ふっ」

熱く唇を重ねられ、驚きに唇が緩んだ拍子に、ナギの舌が○○の口腔に忍び込む。

ちゅるっ…ちゅくっ。

「んぁ、○○…かわいい……」
「ぁっ、ぁ、ゃ…ぁっ」

淫靡な水音を響かせながら、何度も何度も接吻をされ、恥ずかしくて堪らないと○○が泣いて懇願した肌は、余すことなくナギの愛撫を受け、その証を全身に刻まれていく。

「○○…好きだ、好きだ……っ」

浮かされるように少女への思慕を囁きながら、ナギは○○を侵食していった。

ありとあらゆる場所を…○○自身でさえ触れたことのないような場所にまで……。

「ゃっ!?　だめ！　そ……な、ぃやあああっ！」

脚を開かれ、自分でも良く知らない場所に感じた感触に、○○は泣きじゃくった。

「ゃ…ぃや、こわ、ぃ！」

こんなのは知らない。
こんな風になっている自分の身体も…これからのことも、知らなくて、怖くて……。
すると。

さらっ……。

「○○……」

優しい目をしたナギが、泣き濡れた○○の頬を撫で、頭を撫でた…けれど。

「初めてなんだね、○○……」

その響きは何処か嬉しそうで、ナギは○○に接吻した。

ちゅっ…ちゅるっ。

甘く淫らに舌を絡ませ、離れがたいように唇を離してから、ナギは……。

「っ!?ゃっ？ゃだぁぁっ！だめぇっ！」

少女の白い太腿を開き、ナギはそこに顔を埋める。
ぴちゃぴちゃと、何かが○○のそこから水音を立てて、○○は頭が真っ白になった。