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陰陽の道≒式神との道

第7章 大人な狡猾-ひよこ豆-


男の舌と手の愛撫だけで、○○は軽い絶頂を教えられ、過ぎる快楽をどうしたら良いか分からずに、やがてほろほろと泣き出してしまった。

「ゃっ…もっ、こ、な…わたし…ばっか、り…ぃっ」

自分ばかりが乱されることが、少女には恥ずかしくて堪らない。
しかし男は、少女への愛撫をやめない。
優しく唇を吸いながら、荒い呼吸を繰り返す少女に額を寄せた。

「お前に…要らぬ苦痛を与えたくないのだ」

“雄”を知らぬ少女が受けるだろう衝撃を、少しでも軽くしてやりたい。
叶うなら、悦楽だけを教えてやりたいと、男は思った。

与えられる愛撫という快楽に、白い肌は薄らと朱を纏い、自らのものだと誇示するように咲かせた華が、少女の肌を更に彩っている。

やがて少女の瞳が茫洋とした艶に揺れ、男の求めるままに甘い啼き声を上げながら身をくねらせる頃、男は…本当はずっと堪えていた自らの昂りに、溢れる蜜を絡めていく。

「○○……」

嫌か…などとは、もはや男は訊ねない。
束の間、眼差しを交わす、それだけで気持ちが通じるようだった。

そうして、既に痛いほどに張り詰めたそれを、男は少女の下肢へとそっと宛がい、擦り付ける。
途端、びく、と跳ねる少女の肌を優しく撫でて、男はゆるりと腰を進めた。

過ぎるほどの男の愛撫によって、少女の身体は既に蕩け、危惧した痛苦が少女を襲うことはなかったが、初めて受け入れるそこは思う以上に狭く…そして熱く、男を甘く苦しめる。

「ひぁ…ぁ……っ!」
「…っ、○○……」

少しずつ…少しずつ、僅かなりと少女の負担を減じるように、男は少女の中を押し広げていく。

しかし、男の怒張を受け止めるには、少女の中はあまりに狭くきつく、侵入する存在に戦慄くようでありながら、熱く絡みついてくる。

これでは男自身もだが…何より、少女を苦しめてしまう。

今宵は…ここまでか。
ふと、そんな考えが男の脳裏をよぎった。
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