• テキストサイズ

陰陽の道≒式神との道

第14章 それは『悪戯』という名の…-具羅摩-


「ぁ、ぁぁ、んっ!ぁっ、ぁっ」
「本当に素敵だよ。その声も…身体も…中も、ね……」

くつくつくつ、と、機嫌が直ったように具羅摩は笑う。

「ぃぁ…っ、も…っ、ゆる、し…、ひぁ、ぁぁっ!」
「ほら…もっとだ。もっと啼いて……。幾らでも啼かせてあげるから」

ぐちゅぐちゅと交わる淫靡な音色は、交わり続ける…というより、一方的に貫き貪る具羅摩によって、繋がるそこから絶えなく響き、

「っ、っ、っ、ぁっ、ぁっ、ひぁ…ぁっ!」

間断なく喘ぐ艶めかしい少女の声が相俟って、具羅摩はこの上ない、とびきりの愉悦に満ちた南瓜祭を愉しんだ。

「気に入ったよ、南瓜祭。それから、お前もね」

具羅摩は満足しきりだったが、一度覚えた『遊び』を一夜で手離す彼ではない。
南瓜祭など、ただの名目。
機を得る手段の一つに過ぎない。
それをようやく手にしたなら、飽きるまで遊んでこそ『悪魔の寵児』というものだから……。

南瓜祭の夜を境に、具羅摩を掣肘する術を失くした哀れな少女は、いずれ具羅摩がこの『遊び』に飽きるまで、あるいは、彼が新たな愉しみを他に見出すまで、その身を貪られ続ける日々へと堕ちていった……。



-終?-
/ 200ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp