第14章 それは『悪戯』という名の…－具羅摩－

具羅摩も既に幾度か○○の中に熱を放っていたが、冷めやらぬ昂ぶりのまま、果てることなく己の欲を少女の奥へと注ぎ込む。

苦しいほどに続く絶頂に、時に意識を飛ばし、けれどすぐさま強引に現実へと引き戻されながら、それでも○○は、隙を見てはベッドから這い出し、逃げ出そうと試みた。
しかし。

「まったく、悪い子だね？」

笑みを含んだ男…具羅摩に難なく捕らえられ、ベッドへ引き戻されては、更なる愛撫と、熱い楔に全身を溶かされた。

「ひっ！ぁぁぁぁ！」
「ふふ、良い声……。中も…良いよ」

ぐぷっ。
ぐちゅ…っ。

「っ…ぁっ…ぁっ」

自分の身体の中を、自分ではない存在が蠢いて、良いように掻き乱される。
駄目なのに、逃げたいのに、必死に己を保たなければ、思考すら溶けて消えてしまいそうな自分を感じて、○○は戦慄していた。

（いや…、嫌だ、こんなの…っ）

部屋に忍び込んでは『悪戯』を仕掛ける彼に、どきどきしていた自分が確かにいたことを、○○は自覚していたし、今も覚えている。

でも……。
こんな『遊び』は…『悪戯』は……。

（こんなのは…やだ！）

だから……。
○○は溶け落ちてしまいそうな身体を叱咤して、必死にそこから這い出ようとする。
そんな○○が何度目かのベッドからの逃走を図った時、具羅摩は捕らえた獲物（○○）を、もはやベッドに引き戻しはしなかった。

「そんなにベッドの外が良いなら、ここで遊んであげるよ」

捕らわれた絨毯の上…○○は淫らに両脚を抱え上げられ、具羅摩の熱を穿たれた。

「っ!?ぁ、ぁ…ぁっ、っ、っ！」

それを境に、具羅摩は○○が逃げ出す度、捕らえたその場所で、そのまま○○を貪り、貫くという行為に終始した。

それはベッド脇の絨毯から始まり、テーブルの傍で捕らえれば、その上に少女を倒して自らも乗り上げ、壁に追い詰めれば、なおも這って逃れようとする背後から、そのまま楔を埋めていく。

「はっ…ぁ、愉しいね、○○。とても素敵な夜だよ」
「ぁ…っ、ゃ、ぁ…、ぐら…ま、ぁっ」
「ああ、良いね。その声で呼ばれると、ぞくぞくする」
「ぁぁっ…ぁっ、ゃっ…ゃ、ぁっぁ！」