第14章 それは『悪戯』という名の…-具羅摩-
具羅摩の言葉に色を失う少女の頬を、手入れの行き届いた男の手がするり、と撫でる。
「さあ、愉しい祭の始まりだ……」
「ゃっ…ゃめ…っ」
涙で潤んだ眼差し。
哀願の表情……。
そのどれもが、具羅摩をぞくぞくさせたが……。
「もう遅いよ。『悪魔の寵児』と呼ばれる相手に油断しすぎた、お前の自業自得さ」
それに…見たいのは、感じたいのは、更にその先…なのだ。
○○の術も封じた。
扉の錠も、とうに下ろしてある。
そして……。
「外には物音一つ洩れないようにしてある」
しっかりと結界も施した。
段取りなど、とっくに済んでいる。
にやり…と笑み、しかし一方ではうっとりとした表情を滲ませながら、具羅摩は○○の肌を暴いていく。
それを止めたくても…逃げたくても、術が封じられてしまった○○に、もはや退路はなかった。
男女の力の差は歴然で、具羅摩に組み敷かれた少女は、どれほど足掻いても逃れる術なく、貪るような愛撫に晒され、ただ咽び泣くしかできない。
無垢な身体は、具羅摩の『悪戯』という名の嵐に引きずり込まれた。
「ひ…っ、ぅっ」
「ああ、これくらいじゃ、足りないかな」
ぐちゅっ…じゅくっ。
一面の真白に所有の証の如くに痕を散らし、何も知らない身体に無理矢理に快楽を教え込んで。
どろどろとした愛欲に、無垢な娘を染め上げる。
具羅摩によって散々に嬲られ、貪られた少女は、漲る怒張に貫かれた瞬間、その衝撃と、何より、過ぎる悦楽によって意識を手離した。
しかし具羅摩は、それを許さない。
それで終わるはずも…ない。
意識のない少女を揺さぶるように、具羅摩は腰を打ち付けた。
甘く締め付けてくる内側を堪能するように、自らの怒張を引き出しては、突き入れる。
ぐちゅ…っ。
ぬちゅっ!
そんな行為を繰り返す間もなく、○○の意識は強引に引き戻され、終わらない現実に少女の四肢は具羅摩の良いように翻弄された。
「ぁ…っ、ぁぁっ」
「良い声だね…。ほら、もっと啼いて?」
「ゃっ…も、おね…が…っ、ぁっ!?ぁ、っ、ぁっ、ぁっぁぁぁっ!」
「…っ、く…っ」
既に幾度もの絶頂へ押し上げられている少女が、またも襲い来るそれに、がくがくと全身を震わせる。