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【黒バス】大嫌いで、大好きで【宮地清志】

第1章 honey * one


淡い桃色の桜が満開の今日この頃。
私は遂に、高校三年生になった。
みんなをまとめる最上級生、そして青春時代というものが終わる年でもある。

…この高校生活、青春なんか一度もしてねぇぞ。ちくせう。

「今年こそ…今年こそは楽しい一年にするんだ。」

自分に小声で言い聞かせる。
“今年こそ”というのは、実はこの高校生活、良いことがあまりなかったからだ。
友達関係、勉強。それは平凡だった。だが、一つどうしても耐えられないことがあった。


《宮地清志》


こいつだけは本当に無理だった。
なのに一年、二年と同じクラスになっていた。

もういっそ悪意さえも感じてしまう。

でも大丈夫、今年こそは違うクラスだ!
そう胸に希望を抱き、学校へ向かい、新しく張り出されたクラス表を見る。


此処までは良かった

此処までは…。
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