第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
「……わ、分かったよ。俺が守る!」
「何言ってんだよ千尋! 俺様が……」
「二人とも落ち着いて前見て」
「「はぁ? あ……あああああああああ!」」
二人が言い合っている間に僕はきづいた
「7TMSの方?」
ギルドの魔法少年が立っていた事に。
「ええっと案内するからついて来なさい。まずは事務所で登録で登録する」
一瞬女かと思った。髪長いしそれにその髪を一本に結んでいるのがリボンだったりして。
こういう人もいるのか。これなら僕が女って疑われる事も無いかな? 何か負けた気がするけれど。
「取りあえず自己紹介をしますね。私は蘭斗。宜しくお願いしますね」
うわぁーまたこのスマイルが素晴らしく僕を上回っているよ! つらい!
千尋は無表情だけど薫は闘争心が芽生えたのかこれまた僕を上回るスマイルを……。
「あーところで質問なのですが」
「何だよ」
「そちらの袖の長い方、女なのにどうしてここに?」
「……………え?」
早速ピンチのようです。