第3章 第一章「任務フォーア・シュピール」
「なに!? 俺様のどこが気に入らないんだ! さては千尋何か言ったのか」
「何も言ってねーよ」
「あーうん。いや、薫は千尋より優しいし、まぁ外見もかっこいいとは思うよ」
「当然だ」
「ただ、なんて言うかその超ドジ属性を直してもらえると僕に来るさまざまな被害が減るから嬉しいな」
実は薫とんでもないドジなんだよね。薫による僕に降りかかった災難は数知れずある。
たとえば小学校で掃除中僕がバケツが重くて持ってもらった時。何気なく薫が僕に抱きついた拍子に机にバケツが当たり僕と僕の机に水がおもいっきりかかったりした。
「そんなのしらん」
しかも本人分かってないから余計に被害が増える。
「じゃあ聞くが昨日何で日ベラ―に来なかった。メルがいるんだからお前が来ないはず無いと思っていたんだが」
「そ、それは……そう! 時計が狂っていたのだ!」
「つまり時間を間違えたんだね。納得」
このメンバーで大丈夫かな。