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蜜✖️蜜ラバー 〜お嬢様は、溺愛調教中!!〜

第1章 冗談なんかじゃない




『…………みんなが杏果とは仲良くしちゃだめってパパにもママにも言われるんだって』

『学校、行きたくないなぁ』





『いいんじゃないですか行きたくないなら行かなきゃ』
『え』

『だって行きたくないんでしょ?』
『いいの?』
『小学生の勉強くらいなら自分教えますよ』
『いいの?学校行かなくて。パパには、いわない?』
『いわないいわない』
『加賀谷いい奴ね』
『ほんとにいい奴ならもっと真っ当に生きてるでしょうけどね』
『加賀谷はいい人よ』
『…………ありがとう、ございます』









『…………でも、頭は良くないみたい』
『今時の小学生すげぇな。足し算引き算でよくねぇか』
『もぉ!!教えてくれるんじゃなかったの!!』
『面目ない』
『しょうがないなぁ。加賀谷にはあたしが教えてあげるわね、勉強』
『助かります』
『明日から行くから、車用意お願いね』
『…………はいはい』











『はぁー、っと見つけた。なんなんスかこのチンピラ。嫌がらせ?』

『加賀谷!!しつこいのよ!もう子供じゃないの!誰と付き合おうが勝手でしょ』
『それはあんたの都合でしょ。あんた探すのにどんだけの人数動いてると思ってんです?』
『そんなの…………っ』
『知ってください。いい加減ご自分の立場弁えて頂かないと。———とりあえず帰りますよ』



『急に出て来て何してんのオジサン。勝手に連れてくなよ』



『…………お嬢本気でこんなの惚れてます?』
『はぁ?ふざけ…………っ』
『てるのはどっちだよ。ガキが手出していい人じゃねぇんだわ。この人』
『…………ってぇ、ふざけやがって』


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