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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第4章 戦闘訓練






一方核を守る飯田の元へ辿り着いた麗日。
影に隠れて様子を見ていたものの、飯田の真面目っぷりがツボに入り笑ってしまい、居場所がバレてしまった。
麗日が無線で何かを話している様子の最中、大きな爆発が起こった。
爆豪の個性だ。
その揺れに隙をみつけた麗日は核に向けて飛び掛かる。
が、飯田もすかさず対応し、まだヒーローチームの勝ちにはならない。

『(・・・。かっこいい・・・)』
「そんなに気になるのか?」
『えっ、いや。だってすごい戦いじゃない?』

もしプロになったらヴィランっぽいヒーローランキング上位に入りそうな表情丸出しの爆豪に見惚れていると、後ろから轟が声をかけてきた。
天然なはずの轟にも気づかれるくらいわかりやすかっただろうか。
内心を誤魔化すためにそれっぽい言い訳をしてみる。

「あー、猫宮な!爆豪の顔面がタイプなんだってよ!」
『なっ!こら鋭児郎!!恥ずかしいから言わないで!』
「顔面・・・?あれが好きなのか?」
『ちょ、そんな真顔で聞かないでよ!』
「なになに?恋バナ??」

会話を聞きつけた切島が轟にバラし、話題に飛びつく芦田。
先程までモニター越しの戦いに集中し、オールマイトへ中止を進言した切島はいつのまにか聞きつけたのだろうか。

「ま、にしてもアイツの戦闘センスはすげぇよな」
「目眩しを兼ねた爆破で軌道変更、そして即座にもう一回。考えるタイプには見えねぇが意外と繊細だな」
「慣性を殺しつつ有効だわ加えるには左右の爆発力を微調整しなきゃなりませんしね」
「才能マン・・・。才能マン。ヤダヤダ」


冷静に戦いを分析する者、発揮される爆豪の才能に脱帽するもの、ただ固唾を飲んで見つめる者。
生徒達のリアクションはさまざまだった。

おそらく最後の一撃になりそうな場面で、勝負が決まった。
爆豪からの攻撃の瞬間、緑谷が頭上に攻撃したことで真上にいた麗日が壊された破片を吹っ飛ばし隙を作ったため、核にタッチした。

Aチームに勝ち目が薄いと見られたが、緑谷の発想により第一回戦はヒーローチームAの勝利となった。




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