第14章 長期任務
陸「やっば夏油術師、すげーな!」
灰「そうなんです!夏油さん、本当に尊敬してます!」
まさかこの2人が意気投合すると思わなかった。まぁ明るいとこや人気者なとこは似てるけど、考え方まで似てるなんて…
歌「アイツにお願い事されるなんて考えてもいなかった…いつも小馬鹿にされてるから、何か裏があると思っちゃうわ…風海のためなら頭も下げられるのかも。」
七「風海が絡むとめんどくさいことこの上ないですが、使い方次第では扱いやすいこともあります。」
もう…なんか…どう思われているんだろ…
みんなが思っているよりも素敵な人なんだけどな。
七「とりあえず、明日に備えて風海は寝てください。」
ぐいぐいとお布団に押し込まれ、隣に歌姫さんが来て寝かしつけてくれる。そんなことしなくても眠れるのに!
少しムッとした表情をすると、陸くんと目が合った。
陸「ほら、風海が怒ってますよ笑 風海は頭を撫でていれば寝ますよ。こうやって…」
頭…というよりおでこ?を撫でられながら、そういえば昔はよくお泊まりもしてたな〜。陸くんが帰る時間になると駄々をこねて、私が寝るまでそばにいてくれた。そのまま一緒に眠ってしまうこともあったな…
『ふふっ…なんか懐かしいね?』
陸「今もして欲しければいつでも呼んでよ。」
『もぅ大丈夫…ふわぁ〜…傑さんと悟さんがいてくれるもん…』
もうすでに目を閉じながら答え、深い眠りに落ちていった。陸くんの言葉を聞いたら飛び起きていたと思うのに、頭を撫でられる気持ちよさで全然耳に届かなかった。
陸「俺さ、4月から呪術高専に編入することにしたんだ。」