【ONEPIECE】スキ&大スキ 〜トラファルガーロー〜
第1章 初めて会ったあの日
随分寝てたようだ。
潜水してるから窓を見ても真っ暗で今の時間がよく分からない。
何時間寝ただろうか……海軍から逃げる前は牢生活だったし、逃げた後はずっと走りっぱなしだったから疲れが溜まっていたのか
コンコン
「俺、シャチって言うんだけど夜飯はクルーみんなで食べてるんだ。君も……来ない?」
「……私は…ここで食べる…」
「そうか……じゃあ持ってく…」
「こい。」
「わ!?キャプテン?!」
トラファルガーローの声がシャチの声を遮る。
さっさとこいとトラファルガーローは私を誘う。
彼の圧力に負け、私はゆっくりと立ち上がる
「は、はい…」
「みんな、集まったな!」
「飯にしよう!君、名前は?」
「ねね…」
「ねね!今日はいっぱい食べてくれよな?」
「遠慮するなー!」
な、なぜ私はこんなに歓迎されているんだろう…?
まさか、仲間になると勘違いされてる……?
返事は明日じゃなかったっけ
「…ここに座れ」
「と、隣ですか…?」
「不満か?」
「……い、いえ…」
「あの…なんで私こんな歓迎されてるんですか…?」
「さぁな」
「さぁなって…」
私にお米をよそってくれる人、飲み物をついでくれる人、野菜を取ってくれる人。
手厚い歓迎飯にたじろぐ私
「あ、ありがとう…」
私がお皿を受け取ると、何故かみんな倒れ出す
「お、女の子だ……本物だ……」
(がむしゃらに走って逃げてたから気づかなかったけど可愛い…!)
(みんな!絶対にクルーに向かい入れるぞ!)
(ヘマはするな!いい所を見せまくるんだ!)
私の為に1発芸や、色んな事で笑わせてくれるハートの海賊団。
警戒心がなかった訳じゃないが、次第にその気持ちもどこかへ飛んでいく
「ぷっ…!なんですかそれ…!」
ガタガタっ!
(……可愛い。)
(この笑顔守りたい。)
「…たまに新喜劇みたいになるのはなんですか?;;」