【ONEPIECE】スキ&大スキ 〜トラファルガーロー〜
第1章 初めて会ったあの日
「……?!」
「あ、悪魔の実の能力者?!」
「私はウェザウェザの実を食べた天気人間…!私は地上から天気を操る空…!」
『感電(エレクトロ・ショック)!!』
パシフィスタは雨に濡れた機体に電気を流され、黒い煙を身体中から出した後は直立のまま地面に倒れ込んだ
「…!行くぞ…!」
「はい!」
私達は追っ手が来る前に逃げる。
しばらく走っていると海岸に停泊している黄色い船が見えてくる。
あれがハートの海賊団の船か
「乗れ!潜水する!」
「あいあいキャプテンー!」
潜水を始めると、あっという間にシャボンディ諸島から離れていく。潜水艦なんて初めて乗った…。こんなに早く進むんだ
「…さて」
トラファルガーローが私の前に立つ。
背が大きい彼を見上げる
私の頭は彼の胸くらい。
「何故海軍に捕まっていた」
「……それは…言えません……」
「……海賊や政府側の人間…では無さそうだが」
「私は、ただの……民間人です」
「「この船に置いて欲しい」お前はそう言ってたな」
「あ、あれは……」
「中途半端な覚悟で海賊になったっていい事はねぇ。次の島で下ろしてやる。その後の事は自分で考えろ」
ー中途半端ー
そうだ。私はあの時生きる為にこの人を頼った。
その場しのぎであんなこと言った。
海賊になりたい訳じゃない。むしろ海賊なんて……
でも
「貴方の言う通りです。でも私の帰る場所なんて……もう無い……ひっく…ぐずっ」
「あのまま海軍本部に連れていかれてたら私は殺されていました。だから逃げてきたんです…!」
「ある人が私に言ったんです。「この先どんな事が待っていても、死ぬ事だけは考えるな。どんな事があっても」」
「雑用でも何でもします。生きる為に私を船に置いてください」
ローは恩人をー…コラソンを思い出す。
そして、あの日。
オペオペの実で珀鉛病を治したあの日の覚悟を思い出した
「……そうか」
ローはふっと笑う。
あの日の自分を客観視して見たのは初めての事だった
「……面倒見てやるよ」