【ONEPIECE】スキ&大スキ 〜トラファルガーロー〜
第3章 天気を操る女
海軍の軍艦内ー…
「な、なんだ?急に雲行きが…」
「あられ…?」
「少佐!!真上…!!」
「な、なんだ?!こんなの避けきれねぇじゃねぇか!!」
軍艦の真上には巨大な氷柱。大きすぎて避けきれる訳もない。軍艦はそのまま巨大な氷柱の下敷きとなり、海へ沈んでしまう
「空に勝とうなんて、地上で生きている以上不可能です」
「す、すげぇ!ねね!1人で3隻沈めたぞ!」
「ウェザウェザの実の能力!すげぇ…!可愛いのに強いなんてこりゃハートの戦力も大幅アップだ…!」
ハートのクルーが皆、喜んでくれる。私、ハートのみんなの役に立てた…!こんなにも私の力を喜んでくれる。私の存在を認められたような気分だった
「しかし、こんなに強いのになんで海軍に捕まってたんだ?」
「……あ…えっと…」
「言いたくないなら言う必要はない。話したくなったら話せ」
気まずい沈黙に終止符を打ったのはローだった。ローの言葉に「ごめんな」とシャチ達が謝ってくれる。悪いのは皆じゃない。みんなは悪くないのに。
「ううん、皆のせいじゃない」
「キャプテンの言うように話したくなった時にはいつでも俺たちを頼れよ」
「ありがとう…」
「周辺にまだ海軍がいるかもしれねぇ。潜水するぞ」
「あいあいキャプテン!!」
各々潜水の為の準備をする。私も何かお手伝いをしようと作業に向かう前に、その場を去ろうとするローの元へ行く
「ロー!あの…さっきはありがとうございます」
「……」
ローはじっと何も言わず私を見つめる
「あの…」
「……いや」
「何かあったら頼れ」
「!」
そう言って私の頭にポンっと手を置く。これがローの優しさなんだと心があったまる。キャプテンとしてクルーに慕われる理由も何となく……分かってきた気がする
「ありがとうございます…!ロー」
「!」
私は潜水の準備をする為にパタパタと作業を手伝いに行く。
ローは先程まであった#NEME1#の温度を感じながら手のひらを見つめていた
(何やってんだ。少し前にあったやつに)
作業をするねねの様子を一目みると、直ぐに自分の部屋へ戻って行った