第12章 嫉妬【幸村】
私の彼氏は幸村精市。
同じ学校で1個上の先輩。
元々ゲームがきっかけで仲良かった赤也の試合を見に行って私の一目惚れ。
強くてカッコイイ彼に惚れた。
付き合うまで赤也に協力?してもらったり、周りの信者からの嫌がらせにも耐えてなんとか先輩からのOKを貰えた。
付き合ってみると試合で見るよりとても穏やかで優しい人だった。
ただ、予想外な一面もあった。
『〇今日は何してたの?』
「今日も普通に授業受けて…あ、今日は男女合同の体育の授業だったよ」
『へぇ。どんな授業?』
「ダンスで男女ペアでって感じかな?リズム感なくて相手に迷惑かけちゃったけど…」
『そうなんだ。俺以外とどれだけ近づいたの?これぐらい?』
そう言って先輩は私を引き寄せた。
「そ、そんなそこまで近くないよ」
『そこまでって事はある程度近かったんだ。妬けるな』
と、こんな感じで嫉妬がすごい。
私の事好きって思ってくれるのは伝わるんだけど、たまにちょっと怖い。