• テキストサイズ

テニプリ短編集【幸村精市】

第11章 3人で【幸村】


「楽しみ?」

『真田がね、今日告白するんだって。』

「え!?」

『たぶん今頃してるんじゃないかな?あ、ほら!下見える?』


ぐっと覗き込むと、2人は観覧車に乗っておらず真田が友達に頭を下げてる。


『あれは付き合ってくださいの頭の下げ方だね。』

「そんなのわかるの?(笑)」

『真田とは長い付き合いだからね。フフ』
『ところで俺も〇が好きで〇も俺が好きなんだよね?』

「…えっと、そうだね?」

『俺と付き合ってくれるかい?』

「もちろん!!!」

『ハハっ!嬉しい。ありがとう』



ギュッと精市に抱きしめられた。
私達の乗ってる観覧車が少し揺れた。

「あ。揺れるのは怖いから手だけ繋いどこ?」

『うん。そうだね。』


こんな嬉しい展開はない。幸せですな空気を2人で纏いながら手を繋いで観覧車を降り、真田と友達が待っている所へ。





「む。なぜ手を繋いでる。〇!離さんか!」

『真田。俺たちは今付き合う事になったんだ。手は離せないよ』

「なんだと!俺達は学生だぞ!けしからん!」


「弦一郎?自分も今私にお付き合いして下さいって言ってたところじゃないの?」

「そ!それは秘密にと……」


「え、じゃあ2人は……?」

「付き合ってまーす!」


きゃーーー!と女二人で盛り上がった。
ナチュラルに下の名前で真田の事を呼んでる友達は対応力がすごい。
一通り女だけで盛り上がった後、真田と精市に目をやると2人も目を合わせて良かったねって盛り上がってた。


帰りは自然とカップル同士で仲良く帰った。


「精市!今日はありがとう」

『こちらこそ。俺と付き合ってくれてありがとう。』

軽いキスをして帰宅。


明日から4人でお昼ご飯食べることになったし幸せだなぁ。











END
/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp