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テニプリ短編集【幸村精市】

第11章 3人で【幸村】


私の敵はクラスメイトの真田弦一郎。

仲のいい友達ではあるんだけど……








「精市ー!今日一緒に帰ろー!」

「だめだ。幸村は俺と帰るんだ。」

『フフ。3人で帰ればいいんじゃないの?』






こんな感じで同級生の幸村精市を取り合ってる。


ずっと3人で仲良くしてて冗談で精市を取り合うみたいなノリで遊んでたんだけど、私がほんとに精市の事好きにってしまった。




3人で仲良くしてた訳だし、好きだなんて言って変な空気にしたくもないし、ってな感じで私は誰にも自分の気持ちを伝えてはない。










でも誰かに言いたくて仕方ない。



「ねぇ聞いてよぉぉ。精市の事好きになっちゃった」

「えっ?そうなの?」


私は親友の女友達に相談した。





「私てっきり真田の方を好きなんだと思ってたわ」

「違うよ!精市の事が好きなの」

「へぇぇ。いいんじゃない?幸村くんとはそんな話ししないの?」

「恋バナとかはあんまりしないなぁ。」

「そっか。そっか。……じゃあさ!今度私も一緒に4人で遊びに行こ?その時に告白しちゃいなよ。」

「え!え!できるかな…」

「いやいや。あんだけイケメンでモテモテなんだから誰かに取られるぐらいなら告白ぐらいしとけばいいじゃない。彼だって優しいんだからフラれたとしても友達ていてくれるって。」


「うーーーーーん。」



考えといて。って言われて親友とは解散した。
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