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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第19章 アフター・ダンスパーティー


東京もそうだけれど京都の人達も居る。割と集まっては居るんだけれど、野薔薇達が居ないのはまだ到着してないからかな……?
硝子の側に居た歌姫がこちらを見て、にこ、と優しく笑った後にげっ!という顔をした。多分斜め上を見たから悟だろうな…。

『パイセン、このドレスは私の希望よりも9割隣の人の意見が具現化された代物となります。
真希さんも似合ってますね、おー…大胆なスリットを……ほれ、悟。なんかスリットスリット騒いでなかったっけ?』

ほれ、好物だろ?と振り向くとアイマスクに手を掛けたので必死に止める。

「それはハルカだけの話ですぅー。NP溜まったからここらで勇ましきはアイマスクの者、天才最強の五条悟なりしちゃおっかなーっ?」
『虚無僧が被ってる籠でも被ってろ!』
「場所が変わってもいつも通りだな…」

とまあ、一年のクラスメイト達は今は時間前だけれど少し遅れてくるっぽくて。合流も出来たし悟からすす…っ、と離れて硝子や歌姫の所に行く。
着いてきそうな所、片手を出し首を横に振っておいた。

『ステイ、……そのまま回れ右のち2時の方向、傑さん所に行きな』

離れた場所に見えるのは傑。ここに居るよりはそっちに離した方が円満に解決が出来る。ここなら私もひとりにはならないし安全だしね…。
私的にちょっとあまり会えない人と話したいのに茶々を入れられては話が出来ぬわ。
す……っ、と硝子&歌姫の前で片手を出し、警戒しながら傑をもう片手で指差す私を見てやや駄々こねモードをチラつかせる。

「僕はジュラシックパークのブルーかなんか?
妖怪前髪男をイジるよりもこっちの連中をイジった方が僕的に、」
『五条先生?私、今、動画で"みちのくドライバーⅡ"と"スピニング・トゥホールド"をとても熱心にお勉強してるんだけれど放課後実験台になって頂いても?』

悟に絶対に技を掛けるとするならば、放課後の稽古と言って受けてもらえば良い。教師かつ私よりも等級の上である悟からしたらこれは教育の一種……言い逃れが出来ず、無限で阻む事無く受けるしか無いって事で。
しっかりと技の掛け方を見てる。後は実践に移すだけまで来てるふたつの技。
私の背後でくす、と笑い声が聴こえた。
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