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【呪術廻戦】白銀の鎹【五条悟】

第15章 縛りの為の呪物


だって。
目の前で見せてくれたメッセージには、女性たちが悟へと怒りを向けていた。
あれは切り離したからこそのメッセージだった。いつ、私がその子らみたいになるのか分からないから、自分に自信が持てないから不安でたまらなかった。

真剣な悟の表情が私の視界の中でゆらゆらと滲んでいく。

「ハルカ、泣かないで」
『泣いてないし…』
「嘘つけ、ぼろっぼろに泣いてるじゃん……。これを泣いてないだなんて皆信じないよ?」

よしよし、と髪を撫でて悟は優しく接してる。そのままに悟の腿に座ると、ぐんっ、と奥を突く感覚。しっかりと差し込まれた状態で悟に抱きついた。

「あっ…ちょっとそのぐりぐりすんの……っ、ちょっとちんこ、ちょっと気持ち良いようでやっぱ痛いわ。
あの、痛いんですけど?ハルカさーん?」
『……っ今は下半身じゃなくて上半身の話を聞いて!』

ソッスネ!…と空元気な一言を返して、何度も髪を撫でる悟。
撫でながら耳元で彼は優しく囁いた。

「ハルカ。あのね、よく聞いてね。
僕達は互いに呪術師だけれど、僕はハルカの能力を決定打にして結婚したワケじゃないの。みたらいハルカって女の子が好きだから、愛しちゃったから……呪われてそして呪ってるから結婚したかったの。

それにオマエは弱くないでしょ、とても危険な目に遭っても長い苦しみの中に遭っても心が強い。絶対に相手の言うことを聞くもんか!って意思でさ…更に惚れ直す程に好きになったよ。
僕は絶対にハルカを捨てないし、嫌いだとか別れてって言おうが離さない。死んでも神サマにハルカをやるもんか!
だってオマエの全てはこの五条悟のものだし、捨てる選択なんてはなからないんだよ」
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