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partly cloudy 【ヒロアカ】

第1章 屋上と横顔 






「あ〜〜、悔しい!!!!」



友達が隣で悔しがっている。


ミスコンが終わった。
結果は20票差で準グランプリ。

優勝は3年の香山先輩。
見事に3連覇で有終の美を飾った。


裏で見ていたけど、
とっても優雅で色気があった。
素敵だった〜。


私はやり切った満足感でいっぱいだったので悔いはない。
でもたくさん協力してくれた友達には少し申し訳なかった。



「準グランプリでも万々歳!
楽しかったよ、協力してくれてありがとね!」



友達にそう伝えると
来年リベンジよ!!!と燃えていた。
えぇ来年はゆっくり文化祭を楽しみたいんだけど。



衣装を返そうと控え室に向かうと
クラスメイトの実行委員の男子に
一日レンタルしているからその衣装のまま接客してこい!と送り出された。



クラスのブースに行くと
クラスメイトから称賛の嵐だった。



「宣伝効果すげぇよ!!」
「惜しかったなぁ!」
「めちゃくちゃ綺麗だったよぉ〜」



様々な感想をもらって
少しでも力になれたなら出てよかったと思った。




そのまま店番をしていると
お客さんにもたくさん声をかけてもらえた。
何人かには連絡先も渡された。
ミスコン効果すごいなぁ。



「霞、そろそろ休憩してきていいよ!
朝からずっとで疲れたでしょ?」



「いいの?ありがとう!」



クラスメイトのお言葉に甘えて
休憩をもらうことにした。

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