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⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第10章 玖 柱稽古







翌日、鍛錬中に白音から冨岡さんが水柱になったと聞いた


自分で薦めといてなんだが、柱になると少し遠い存在になった気がした





木々に色が付き始めた見廻り帰りの昼間ーーーーー

蝶屋敷以来の宇随さんに会った

「お前肺が凍ったってな、どんな感覚だった?」

『呼吸すると肺が割れそうな感じだったかな…』

「派手派手じゃねぇか!俺も味わって見たいもんだ」

この人の脳みそはイカれているのだろうか

あんな苦しみ二度と御免だ





「この後時間あるか?」

『?』

「稽古でもすっか」

『え…』

「あからさまに厭な顔すんなよ…あぁ、下弦の鬼ごときで死にかけるもんな、そりゃ俺にすら勝てねーわな…」

の空気が変わった

『…分かった、稽古する』

「ほう、今回は随分と素直だな?」

掛かったなと宇随は思わずニヤリとした

『私は弱くない』

そんな宇随を睨み付けるように見上げた





宇随さんは瞬時に私の性格を見抜いた

そしてまんまと挑発に乗り、付いてきてしまった

だが人を救ったとは言え、あの時の任務は柱としての自尊心を傷付けていた

そんな不甲斐ない自分を払拭したかった

傷を抉る宇随さんは鬼のようだが今回は利用させて貰おう…




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