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⚔️鬼殺の道標~鬼滅の刃~

第9章 捌 廉雪山







「っ!!」

頂上へ辿り着くと倒れている人の中にがいた

傷は見当たらないものの脈が弱い

そして僅かな呼吸が凍るほど冷たかった

血鬼術だろうか、息を最小限にしているお陰で生き長らえてる状態だった

とにかく一刻も早く暖めなければと思い自分の羽織をかけた

そして自分の息を送り肺を暖めていった

血鬼術は解けた筈だが危険な状態には変わりなかった

僅かな呼吸に合わせて息を送り続けた

こいつは死なせない、絶対に救う

あの時俺を助けてくれたように

「!戻ってこい!死ぬな!!」

俺は名前を呼び続けた





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(よろしいのですか、この治療は前例が無くこの先どうなるか…)

(如何なる方法でも私を試せ…雪梛の笑顔を取り戻せるなら)

(承知しました)





ガラッーーー

(…あ…兄上、ゴホゴホッ!)

(無理をするな、今お前が良くなる薬を作っているんだ)

(ほん、と……?)

(あぁ、本当だ。また元気になれる)

(良かった…そしたら、お兄ちゃんも元気に…なるね)

(っ…今は自分の事を考えろ。おやすみ、雪梛)

(うん…おやすみなさい…)

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