第3章 アタラシイ?
教室に入ったはいいけど視線が突き刺さる。もう慣れてしまってるけど…
それと一つだけ変わっているものがある。というより、人が増えている。
そのことを命都に聞いてみると
「あの子は転入生らしいですわ。確か、上原美奈(ウエハラミナ)とか言っていた気がしますわ」
「…ありがと」
「いいえ、お安い御用ですわ。しかしワタクシ、あの方に近づかない方がよろしいかと…嫌な臭いがいたしますの」
「僕も、思う」
そう言って席に戻る。さっきの視線はおそらく上原美奈であろう。
何故なら小学生の頃にもあいつだったから…
僕をいじめたのは…