第3章 アタラシイ?
「赤司君…視線を…感じる」
「そうか…ならもう帰るか?危ないし送るよ」
微笑む赤司君。絵になりすぎて逆に怖い。
「…ありがと」
というわけで一緒に帰ることになりただいま着替え中。そこでも何故か視線を感じさっさと済ませて部室を出る。
外に出ると赤司君はもう待っており本を読んでいた。
「ごめん…待った?」
「いや、大丈夫だよ。じゃあ行こうか」
「うん」
帰る方向が同じだったので驚いた。朝あったことがないから…
「そういえば、今はもう視線は感じないのか?」
さっきまでずっと沈黙が続いていたので話しかけられて驚きを隠せなかった。