第4章 未来なんて【ジェイ監】※微裏(裏)
翌日、教室でボーッとしていると隣にいたエースが話しかけてきた。
「なぁ、ユウ」
「…何?そんな顔して」
「お前さ……」
「え、何?怖いんだけど」
「ジェイド先輩とどこまでやった?」
「…え、…………え?」
「あーいや気になっただけ」
「ほんっっっっっっとデリカシー無いねエース」
「で、どこまで?」
「あのさぁ…そういうのはっ…!」
と、突然誰かが私の肩を抱いた。
「ジェイド先輩…いや、これは違うんですよえっと…」
「違わないですよジェイド先輩」
「おい!そこは庇えよ」
「構いませんよ。男子高校生ですから気になるんでしょう?」
「…まぁ、はい…?」
エースがそう答えると、ジェイド先輩は私の耳元で囁いた。
「…どう答えたかは知りませんが、明日……楽しみにしておきますね」
「っ……………!」
「ユウ?」
「ふふ。それではまた。」
帰り際に私の髪をするりと撫で、ジェイド先輩は涼しい顔で帰っていった。
「っ…はぁ………」
「お前の彼氏凄いのな…」
「…エースのせいだからね」
「わーるかったって。昼飯奢るから、な?」
エースに少し怒りながらも、『明日』という意味を考えて一人顔を熱くしてしまった。