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貴方と未来を過ごしたい

第2章 変わる未来




手紙を受け取り、中を見る。中には再度俺にドフラミンゴの元に来るようにとの言葉と、みのりに関しての事が書いてあった。


「…あいつは今どこにいる」
「教えるわけないでしょ。でも、会いたかったからドレスローザにでも行けばいいじゃない。あそこは彼の国よ」
「今いる場所はどこなんだ」
「だから、教えるわけないわ…貴方がハートの席に座ると言うなら別だけど」


クスクスと笑い、モネは部屋を出ていく。シーザーまで楽しそうに笑っている。


「今すぐお前が動こうと構わない。さっき預かった心臓がどうなってもいいならな」


そして、シーザーも去っていく。俺は、手紙を握り潰すくらいしか出来なかった。
ソファに座り込み、グシャグシャになった手紙をもう一度見る。そこにはみのりの意志を戻したければハートの席に座れと書いてある。期限は与えないが、いつ気分が変わってみのりの心臓を潰すかは分からないと。俺とシーザーの取引ではなく、ドフラミンゴと俺との取引だと書いてあった。


「…何故だ…」


みのりの話を聞いたのか?だからここまで手を打ったのか?俺はどう動けばいいんだ…みのりと一緒に船に戻る為に、俺は何をすればいいんだ。


「みのり…俺は、一体…」


また会えたと思ったのに。また、お前の笑顔を見るんだと覚悟したばかりなのに…俺は、こんなにももう弱くなったのか。どうしたらいいんだ…俺はどうすればいいんだみのり。


考えても考えてもキリがない。俺に与えられた部屋に戻り、その後もずっと考え続けた。


コラさん…俺は、どうしたらいい。あれもこれもと欲張ったせいなのか。俺は…どっちかを諦めた方がいいのか。それなら、俺は…。


「…諦めて、たまるか…どんな手を使っても…俺は、全てを手にする…!」


俺は、コラさんの仇も俺の命も、みのりの命もみのりとの未来も全て手に入れてやる!その為なら、どんな事になってもいい!
そうと決まったら頭を整理しろ。みのりから聞いた情報が確かなら、麦わら屋達の未来が変わる心配はないだろう。みのりとの接触はなかった。みのりの情報が正しければ後数ヶ月もしない内に麦わら屋達がシャボンディ諸島に再び集まり魚人島を抜け、そしてここに来る。
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