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貴方と未来を過ごしたい

第2章 変わる未来




「みのり…俺は絶対にこの船に戻る。だから…」


ローは真っ直ぐ私を見てくれている。さっきの好きって言葉に期待したくなる程に。


「俺と一緒に来てくれ。2人でこの船に戻ろう」


ねぇ、期待してもいい?駄目かな。わざわざ否定したんだから期待するだけ無駄かな。あぁでも、良いよ。異性としての好きじゃなくて良い。


「ありがとう…必ず一緒に戻ろう」


ローとこうして約束出来る事さえ私には幸せだから。


それから、頂上戦争が終わる頃合いを見てルフィを助けに行った。治療をしながら遠くへ行き、ハンコックが追いついてきて一緒に女ヶ島へと向かった。


「今の所は何か変わってるか?」
「特には、ないと思う…」


ローの治療のお陰でとりあえずルフィは大丈夫になったようだ。この後は、レイリーがルフィを導いてくれる。ローが治療を終えれば私達は女ヶ島を離れる。そして、ローが七武海に入る為に海賊達の心臓を100個集める。確か、コビーが関わってくる事件があった筈だけどそれと心臓をの件は同じなんだろうか。何にしても…私はもう覚悟を決めた。迷わない。不安も全て、ローといる為には考えるはしない。


「ロー…一緒に、頑張ろうね」


ローが私の落ち着く笑顔を向けてくれた。あぁ、この笑顔が見れるだけで私は幸せ。この笑顔を見る為なら、何を犠牲にしてもいい。私は貴方の為に生きるの。


「あぁ…一緒に…」


生きてくれ、と聞こえた気がする。私の記憶はここで途切れる。次に目を覚ました時に私が見たのは私の腕の中で血を流したローだった。何故ローは私の腕の中で意識がないのだろう。何故ローの衣装が違うのだろう。ここはどこ?瓦礫の中で周りは騒がしかった。ローから流れていく血が暖かくて、なのにローの身体は冷たくなっていく。何故?なぜ?ナゼ?


「いやぁあああああ!!」
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