第16章 続・夏祭り
誰かに見られるかもしれないというスリルが刺激となって身体を濡らす。
「そんなに声出して…誰かに見られたいのか?」
「っうう、ん!」
意地悪な事ばかり言う杏寿郎。
「また指を締め付けて…
がこんなにヤラシイとは知らなかった」
からしたら、こんなに言葉責めされるのも初めてだ。
「杏、じゅ、んん!も、だめ…イッちゃう!」
脚はガクガク震え始め、杏寿郎の首に縋り付かないと立っていられない。
「イケ」
の中を知り尽くしている杏寿郎の手にかかれば、一瞬で絶頂に導かれる。
「っんっっ!!!!」
一気に硬直した身体から力が抜け、ヘナヘナと座り込みそうな所で杏寿郎に支えられる。
そのまま膝の裏を掬い上げられ移動し、近くの木に背中を押し付けられ、左足を高く持ち上げられた。
「くっ…」
「っ!!」
声を上げる暇もなく昂った杏寿郎が挿れられ、獣のように貪り尽くされる。
「あっ、激し、っふ、んん!!」
「!愛してる!」
「わ、たしも!んんっ!」