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【ヒロアカ】〜復讐に囚われた天使〜

第20章 ー期末テストー



それから私はリカバリーガールと共に
皆の戦闘内容を見るためにモニターに居た

「さて…今日は激務になりそうだね」

部屋に着くなりそう言った彼女だが
それは開始された試合を見ればすぐ理解出来た

鋭児郎・砂藤君チームVSセメントス
電気・芦戸さんチームVS根津校長

彼らは先生達に対抗する暇もなく
圧倒的力の差の前に倒された

ただ彼らとは対照的に個性を上手く使い
協力し合って試験に合格したチームもおり

その中には相澤先生が相手だった
轟君と八百万さんのチームも含まれている

(…2人とも凄く良いチームワークだった…)

「ほら…次はあんたの番さね!
しっかり頑張ってくるんだよ」

『はい…ありがとうございます』

リカバリーガールに激励されながら
モニター室を出るとちょうど目の前には
試験を終えた轟君と八百万さんが居た

『?!……2人とも試験お疲れ様』

「神無月さん、ありがとうございます
この合格も轟さんが私の戦術を
信じて下さったからですわ!」

嬉しそうに轟君を見て話す彼女に
彼も彼女のことを褒め返している

でもその様子が私には羨ましく思えた

「おい、神無月…?」

不意に轟君に肩を掴まれだが
反射的にその手を跳ね除けてしまう

『?!…ツッ、ごめん
私次だからもう行くね』

傷付いた様子の彼に私はその場を逃げ出した



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