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【降谷零】なにも、知らない【安室透】

第7章 油断大敵


翌日、ハロちゃんの声で目が覚めた。
午前七時、休みならばもう少し寝ていたい所だけれど、ハロちゃんのお散歩に行かなければならない。

んー、と伸びをして布団から出ると、顔を洗って動きやすい服装に着替えた。

「ハロちゃーん!お散歩行こ!」

リードを手に呼べば、はちきれんばかりに尻尾を振って嬉しそうに駆け寄ってきた。
可愛い。

30分ほどお散歩をして、帰ってきて足を拭いて、お水と餌をあげる。
私の朝ご飯は、適当にトーストとヨーグルト。
あまり朝食は食べない生活を続けていたのだけれど、ハロちゃんのお散歩の後はお腹が空くようになった。
健康的な生活バンザイ。むしろ今までどれだけ不健康な生活をしていたのか。

後片付けをして、ハロちゃんとしばらく遊んでいると、なんだか眠気が襲ってきた。
前の世界で社畜してたときはこんなに眠くならなかったのに、この世界に来てからは割とよく眠くなる。
なんだろう、ストレスがないから気が緩んでるのかな。

畳の上にごろりと寝転んで、何度か読んだ小説を広げれば、いつの間にか夢の世界へと沈んでいた。
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