第6章 生きる意味を~数年後の自分~
カァン!
金属と金属がぶつかり合い、耳に心地よい音が鳴る。
「どういうつもりだ…テメェ…」
リヴァイがブレードを抜いたのだ。
「それはこっちの台詞だ、チビ」
ギャリリ…
「ちょっと君!刃物はだめだよ!落ち着いて…」
「うるせぇ!触るな!きたねぇ!」
赤い髪の…ハンジといったか。
右側にいるハンジにブレ―ドを突きつける。
「わあぁぁ‼待って落ち着いて!私は何もしないよ!」
カァン!
ナイフを持つ手に衝撃が走る。
「くそっ!」
ナイフを引き体制を低くして、リヴァイの足に引っかけて転ばす。
が、そう簡単に倒れてはくれないようだ。
なら、ブレードを飛ばして、リヴァイの持つ武器をなくしてしまえば―‼
「なっ!」
身動きが取れなくなった。
体を抑え込まれている。
「落ち着け、」
「だん…ちょう」