• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第24章 万屋デート


陳列されている棚に、色とりどりの入浴剤が並べられている。
入浴剤が大好きな私は、途端にそこの棚の虜になってしまった。
色々なパッケージ、透明の箱に色鮮やかな可愛い形。増築するお風呂が完成したらどれを入れて入ろう!?


「それはなんだ?」


大倶利伽羅さんは私が持っている可愛らしいクマの形のプニプニした入浴剤を不思議そうに眺めている。

刀剣男士用のお風呂は大きすぎて、入浴剤を入れるとしたら大量に投入しなければいけないので入れたことがなかった。なので大倶利伽羅さんはこの謎の半透明なプニプニした物体が何なのか、想像がつかないみたい。


「これ、入浴剤っていって、お風呂に入れると溶けてお湯の色が変わって、お湯もいい匂いになるんです。それに肩こりとか腰痛とかにも効くんですよ。形も色々あって迷っちゃいますね!」

「よくわからんな…」

「うーん、想像つかないですよねぇ。そしたら私専用のお風呂が出来上がったら入浴剤いれて入ってみたらどうですか?きっと気持ちいいですよ!」

「…」


大倶利伽羅さんが困惑しているような、何ともいえない表情を浮かべた。
私のお風呂に入りに来て下さいねって…よく考えたら、よく考えなくてもすごく恥ずかしい事を言ってしまったことに今更気付く…


「あああ、今のは忘れて!下さいっ!」

「…」


慌てていくつかの入浴剤をかごに入れて、椅子などがあるコーナーに移動した。


/ 1250ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp