• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第18章 定例会義


早くも心臓が大変なことになっている。

明日私はこの本丸に無事に帰って来られるだろうか…心臓発作で倒れそう。手足が変に震えてきてしまい、おぼつかない足取りで大倶利伽羅さんの後を追った。

本丸敷地内のゲートに到着すると、既に長谷部と国広くんが待機している。


「主、留守中はお任せくださいませ」

「何かあったら連絡してくれ」

「長谷部、国広くんありがとう。留守の間よろしくお願いします」

「大倶利伽羅、主をしっかり御守りしろよ」

「主を、頼む」

「あぁ、わかっている」

「では、行ってきます」


長谷部と国広くんに挨拶しながら手を振り、ゲートの設定を定例会議が行われる現世の政府施設に座標軸を合わせて、転送ボタンを押した。

そういえば…光忠から大倶利伽羅さんに変更になったこと国広くんや長谷部に何も言われなかったけど、皆は既に知っていたのだろうか。

疑問に思っている間に転送が終わり、途端に景色がヒンヤリとしたコンクリート一色の風景に変わる。

政府施設の地下に着いたようだ。

他の審神者さんと刀剣男士も何人か到着しているのが見える。

大倶利伽羅さんとそのままエレベーターに乗り込み、会議が行われる2階へと向かった。


/ 1250ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp