• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第18章 定例会義


そして向かえた定例会当日。
長い会議に懇親会。気分は重い…

一泊なので、化粧品や下着等その他諸々小さめのキャリーケースに詰め込み、同行してくれる光忠を執務室で待っていた。

忘れ物はないだろうか…

審神者IDカードに本丸との連絡用の端末も持った。資料も持ったし大丈夫な筈だ。後は光忠の荷物をこのキャリーケースに一緒に詰めれば準備完了。

今日明日は内番以外は休日にしてある。何故なら、私がいない間に怪我人が出たら手当も出来ないからだ。

最終確認をしていると、


「おい、入るぞ」


大倶利伽羅さんの声がしたと同時に執務室の襖がスッと開き、静かに彼が入ってきた。

大倶利伽羅さんは今日、内番も割り当てられていないし非番のはずだ。
なのに、きっちり戦装束を着こなしている。


「大倶利伽羅さん、どうしました?」

「光忠がどうしてもはずせない用があると…代わりに俺が行くことになった」

「は!?え!?、えっと…そ、そんな…ええ!?」


物凄く動揺してしまっている私を見て、大倶利伽羅さんは眉を寄せている。


「…」

「あ、あの」

「俺でいいか」

「いい!です、けど、政府に…連絡しないと…」


/ 1250ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp