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【FHQ】勇者の物語

第5章 旅立ち


私が15歳の時、つい最近の事です。
1人の重症の旅人が宿に運ばれてきました。

名を、カゲヤマ トビオといいます。

鋭い眼光と、艶のある髪が忘れられません。
そして、とても綺麗な弓を持っていました。製作者様のカゲヤマくんへの愛情を感じました。

彼は魔族でした。サワムラさんと少々面識があったようですが、詳細は不明です。

彼は数日後に旅に戻っていきました。ヒナタは毎日めげずに、旅の同行を頼んでいましたが、一言二言であしらわれ、結局ダメでした。

これによって、ヒナタの心に火がついたようです。

カゲヤマくんが旅立って数日後、ヒナタもアオネさんと共に旅立ちました。
宿の地下に保管しておいた、いつかの旅人の忘れ物を着て旅立ちました。

ハンカチはこの時にやっと渡せました。笑顔で受け取ってくれました。

ヒナタ、アオネさん。
今までありがとうございました。
絶対に帰ってきてください。
旅の話を聞かせてください。

それから、ヒナタへ。
ここに書いても意味はないですが、記したいです。
お母さんにも知っておいてほしいです。
私は、ずっとあなた……………………』



字が滲んで読めない。



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