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【進撃の巨人】月明かりのあなた【リヴァイ落ち】

第13章 焦燥


ミカエルside

男の子の家に着いて、一緒に遊んだり、ご飯を食べたりして過ごした。6歳のその子は、すぐに私に懐いてくれて、私も少しの間心から安らぐことができた。

エレン、ミカサ、アルミン...

別れたとき、三人もこの子と同じ6歳だったなあ...。ウォールマリアの壁が巨人に壊されて数年が経ったが、みんなはどこかで生きているのだろうか...。私が悲しそうにしていると、男の子が私の手を引いて綺麗な花を見せに行ってくれた。昔もよく、三人に手を引かれて励まされていたっけ。私は、暖かい記憶を思い起こしながら男の子と過ごした。

男の子の父親が戻ってきたのは、朝方だった。大掛かりな荷物だったため、思っていた以上に時間が掛かったようだった。父親が兵舎まで送ってくれて、私は戻ってきた。

兵舎の門へ歩いていくと、門に寄っかかるようにして立つ誰かの影を見つけた。
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