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愛して。

第4章 気持ち悪い


何やってるんだろう……



『……。はぁ。』






溜息しか出てこない。






お母さんと男はまだいるのか?

音もしなければ、声もしない。




そっと部屋を出て、お母さんの部屋の近くに行くとドアがあいていた



多分いないだろうと思って部屋を覗くと……






















男「っ!誰だお前!」



















そこには、中年の男が裸でベッドにいた































母「どうしたの……え?」





男の大声にお母さんがやって来た




お母さんは放心状態だった





『お母さん……』

母「蓮?なんでいるの?」

『今日僕、学校休んだ。』

母「っ……」パチンっ

『ぅっ』




お母さんが寄ってきたと思えば頬をビンタされた




母「何やってるのよ!、あんた、学校勝手に休んでいいと思ってるの?!馬鹿じゃないの?!」

『っ。』

母「見損なった」



そうすると手を引っ張られ、僕の部屋に連れていかれた




























部屋に入ると僕をバンと押されて倒れた


するとお母さんがドアを閉めて僕のところへ来て……
























母「なんで家にいるのよ!」


僕の背中を蹴ってきた


結構痛かった。



母「この、あほが!何やってんの?!誰のおかげで学校行けてると思うのよ!」



そう言いながら背中、お腹、足を蹴ってきた

一番痛かったのはお腹。






『ぅ、ゴメンな、さい。ゴメンなさい……』




蹴られ、泣きながら謝る


それでも蹴られる




『うぅ、ゴメンなさい、僕がわる、い、』




お母さんは蹴るのをやめて僕の髪の毛を引っ張り、顔を上げさせた



母「あんたは、ダメなのよ、だから、お母さんに従うのがいいの。これからは"我慢"してって言ったら"我慢"するのよ。そして、言う事は"絶対"。」

『わかり、ました……』




我慢、我慢、我慢、我慢、我慢、我慢

絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、絶対



この二つが頭を埋めつくしていた





母「あと、"痛い"のも"我慢"してね」




そう言うとお母さんは部屋を出て行った




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