第4章 動き出した刻
山姥切の後ろからちょこんと顔を出しチラッと三日月の顔を伺う
三日月「主は俺のことが嫌いなのか・・・それもそうか、こんなじじいなど好きにはなれぬであろうな・・・」
審神者『///そ、そんなことありません!むしろ好きです!大好きです!すごくかっこよくて素敵です!』
しゅんっと拗ねた姿の三日月に、慌てて山姥切の後ろから出て駆け寄る
三日月「俺のことがかっこいい、とな?」
審神者『///はい!すごくカッコいいです!』
三日月「素敵とな?」
審神者『///とっても素敵です!』
三日月「俺のことが大好きだと?」
審神者『///好きです!大好きです!』
薬研「大将・・・三日月のじぃさんにいいように遊ばれてんな・・・」
三日月と審神者のやり取りを刀剣男士たちは微笑ましく眺めていた
山姥切「だが・・・審神者の想い人(刀?)は三日月では無かったようだな」
情緒不安気味な審神者のために不本意だったが三日月を鍛刀した山姥切たち
燭台切「まぁ考えても始まらないことだし、審神者の誕生会を始めよう」
満開の桜の下、新しい仲間三日月宗近を迎えた刀剣男士たちは大切な主の18歳の誕生日を祝うのだった