• テキストサイズ

SPはいつも突然に!

第1章 始まりはいつも猫丸から


桂木「猫丸、もう一度傷口を見せてくれないか?」
猫丸「でも……」
桂木「虫に刺されたんだろう?」
猫丸「はい」
桂木「殺菌消毒しないとな」
猫丸「えっ……っ!」
桂木「毒出しだよ。あと、『虫除け』(チュッ)」
猫丸「あっ!……そこは、刺されていません」
桂木「猫丸は『虫』に狙われやすい体質だから『虫除け』が必要だろう」
猫丸「そんなに……?」
桂木「(無自覚か…困ったものだ)いつも俺が付いてまわるわけにもいかないからな」
猫丸「桂木さんは心配性なんですね」
桂木「そうだよ、猫丸の事となると心配が絶えないな」



猫丸「桂木さん、年下の女の子に弱いって本当なんですか?」
桂木「なんだ?急に……」
猫丸「本当は女子高生が好きだって聞いたから……」
桂木「誰がそんな事を!俺は……」
猫丸「もし私が女子高生だったら、今よりもっと好きになってくれますか?」
桂木「いや、俺は若い子が好きな訳ではなく猫丸が好きなだけで……」
猫丸「私は桂木さんがもし高校生だったとしても好きですよ?」
桂木「いや、高校の頃は坊主だったし、モテなかったからな……」
猫丸「桂木さんが高校生の時に私も高校生、やってみたかったな……なんて」
桂木「もしそうだったら俺は君に恋する男子高校生だったんだろうな」
猫丸「じゃあ、私は桂木先輩にモーレツアタックする年下女子高生で!」
桂木「あぁ、そういう事なら女子高生好きで問題ないな」


/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp