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SPはいつも突然に!

第1章 始まりはいつも猫丸から


そら「あっ!猫丸ちゃん、そんな所に絆創膏!さては班長のキスマーク!?」
猫丸「しぃーっ!!桂木さんには内緒です!」
そら「えっ!マジで!?相手は誰?」
桂木「何が内緒なんだ!?」
そら「げっ!班長……」
桂木「ん?猫丸?」
猫丸「……………」
そら「班長!猫丸ちゃんは……」
桂木「そらには聞いていない!俺は猫丸に聞いている」
そら「ひぇっ!」
桂木「猫丸?」
猫丸「……コレ、です(首筋の絆創膏を見せる)」
桂木「コレは?」
猫丸「……首を吸われました」
桂木「俺以外の男にか?」
そら「(班長、めちゃくちゃ怖い!!)」
猫丸「そういうつもりでは……」
桂木「ではどういうつもりなんだ?ちゃんと説明、出来るな?」
猫丸「先日、演劇部の合宿で一泊二日のキャンプに行きました。」
桂木「俺が総理とヨーロッパに行っている時だな」
そら「(ひぃぃ……帰りたい!!)」
猫丸「そこで寝ている時に……」
桂木「寝込みを襲われたのか!?」
そら「ちょっ!班長!落ち着いて!」
桂木「お前は黙っていろ!相手は?他に何もされなかったか?」
猫丸「多分……」
桂木「…………何でもっと早く俺に言わなかった?」
猫丸「だって、今朝まで気が付かなかったんです!」
桂木「どういうことだ?」
猫丸「今朝になって、急に痒くなってきたんです……」
桂木「痒い?」
猫丸「(絆創膏を剥がす)すっごく痒くて、掻きむしっちゃって、こんなに……」
そら「それって、ひょっとして……」
猫丸「ブユだと思います」
桂木「……………」
そら「なぁ〜んだ!犯人はブユかぁ!びっくりした〜!」
猫丸「なんだ、じゃないですよ!こんなになるまで掻いちゃって、恥ずかしくって桂木さんの顔がまともに見られないです!」
そら「………班長」
桂木「そら……この事は他言無用で頼む」
そら「了解〜ッス……」


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