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SPはいつも突然に!

第1章 始まりはいつも猫丸から


そら「ひゃ~! 外雨ヤバい~」
瑞貴「そらさん、お疲れ様です」
猫丸「こんにちは、大変でしたね」
そら「ホント、もうグッチョグチョで寒くて死にそう! 猫丸ちゃん、温めて~!」
猫丸「はい! 今温かいカフェオレ作って来ますね!」
そら「………オレ、猫丸ちゃんのそういうところ、嫌いじゃないよ」
瑞貴「僻まないでください」
そら「僻んでない! 甘やかされたいだけなの!」
猫丸「お待たせしました! そらさんには特別にマシュマロ入です!」
瑞貴「良かったですね、甘やかされて」
そら「オレ、最近猫丸ちゃんの天然なのか、班長の甘やかしなのか本気でわかんないよ……」
瑞貴「猫丸さんのは両方でしょう?」
そら「ショボーンだよ……」
猫丸「?」


そら「あ〜美味しかった!ごちそうさま、猫丸ちゃん」
瑞貴「今度は僕も『特別なカフェオレ』飲みたいな」
そら「ばーか!みんなにやったら特別にならないだろ?」
桂木「何が特別だって?」
そら「猫丸ちゃんがオレだけに『特別マシュマロ入りカフェオレ』を作ってくれたの!」
瑞貴「いいんですかそらさん、そんな事言って……」
そら「いいんだよ!どうせ班長はいっつも『特別』なんだから!」
桂木「ほぅ……で、『コッチの特別』ではないな?」(猫丸のほっぺを指でツンツン)
猫丸「えっ!?あ、『そっちの特別』ではないです……」
桂木「なら問題ない」
瑞貴「最近班長、丸くなりましたね」
そら「『特別』な余裕なんだろ?」


海司「くっそ!今日は雨風が強いな」
昴「仕方がないだろう、愚痴るな」
海司「うーっス!って、どうでもいいんスけどアレ、何なんスか?」
昴「班長?ああ、アレは猫丸からのプレゼントなんだとさ」
海司「ぶっ!マジっすか?俺、班長がおかしくなったかと……」
昴「おかしいのは猫丸の方だろ?チェック柄はまぁいいとして、あのサイズはないだろう?」
海司「イヤイヤ!180の男が可愛らしいチェックのカッパの方がおかしいッスよ!」
昴「柄は好みの問題だから別にいいだろう?」
海司「(俺だったら絶対に着ないけど)足元丸見えのつんつるてんは流石にちょっと、とは思いますけど……」
昴「好きな女からのプレゼントってだけで……俺ならそもそもそんな物プレゼントにさせないけどな!」
海司「そこが班長との違いなんじゃないっスか?」


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