第29章 学園祭の時間②
ひなの『カルマ君!!いくらなんでもひどすぎるよ!
早くまぁを追いかけて!』
前原『カルマ、お前、ほんと最低だ!お前とまぁちゃんが今更どんな関係だってもう驚かねーよ!
けど、まぁちゃんの気持ち分かってて、浅野とそんな風に決めつけるのはひどすぎるだろ!』
寺坂『さっさとまぁに謝りに行けよ!』
カルマ『…………みんな、何言ってんの?
俺、まぁの事なんて何とも思ってないから…。ほっといてくんないかな?』
桃花『カルマ君…。』
カルマ『じゃ、そろそろ今日は帰るわ。』
E組『……………。』
A組ー体育館裏。
カルマのバカ……。ダメだ。涙が止まらない。こんなんじゃ戻れない。
ズキっ…。あっ頭が…痛い……。触手が…。
そうだ…。ちょうどいぃ。これでカルマの事は忘れよう。私はアイツを殺す事だけ考えればいい…。
お兄ちゃん…。私の中から消えてくれてありがと。さよなら…。
学秀『まぁ、E組には行ったのか?』
『うん。今帰ってきたとこ。じゃ、準備再開するよ。』
学秀『……ならいいが。』
気のせいか…?今一瞬、雰囲気が変わった気がしたが…。