第6章 接近戦
一方、羅夢音は……
「えーっと、公民の参考書…だよね…」
ズラリと並ぶたくさんの参考書を前に、棒のように立っていた。
不二先輩、頭良いよなぁ…運動もできて、完璧じゃん…(笑)
あ、それに、さっき先輩いいにおいしたんだよなぁ((
あ、公民の参考書探さなきゃ。
公民、公民…
「あ、あった!」
羅夢音は公民の参考書を見つけた……だがしかし…
「た、高い……あんなところにあると届かないよぉ…」
羅夢音はよいしょと背伸びをして手を伸ばした。
しかし届かない。
「~~!!こうなったら、ジャンプして取るのみ!絶対取ってやる((フフフフフ…」
羅夢音は思い切りジャンプをした。
参考書に手は届いたが、重力によって羅夢音は床に落ち、参考書は取れなかった。
羅夢音は諦めが悪く…
「よし、もう1回!!」
すると…
「…何やってるの?羅夢音ちゃん…」