• テキストサイズ

青春多角形

第6章 接近戦


「不二先輩…今日学校で習ったところなんですけど、イマイチよくわからなくて…教えてもらえますか?」

羅夢音は今日の数学の授業で習ったところを不二に聞いた。

二人は窓際の席に座り、勉強を始めた。

「この数字をこうして…」
「こうすると、こうなるから…」
「だから答えは…」

不二は羅夢音に説明をしていた。
しかし、羅夢音の耳には入っていなかった。

…不二先輩…顔近い…
なんか温かくて…安心する…

どうしよ…なんかドキドキがとまんない…

「羅夢音ちゃん、聞いてた?」
不二は笑いながら言った。

羅夢音の耳にはさっきの説明は1つも入っていない。
「ご、ごめんなさい…」
ふ、不二先輩に見とれてたなんて口が裂けても言えないよ…

/ 99ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp