第2章 不思議な日
ー放課後ー
「羅夢音、俺は先に部活行ってるから。」
リョーマが言った。
「うん。わかった~。」
今日は羅夢音が日直。なので、日誌を書いて、ゴミ出し、窓閉めなど、やることはたくさんあり、時間がかかる。
……あ~あ、今日の日誌は何書こうかな……
羅夢音が日誌を書いていると……
「あ、延各さんだわ……今は一人……。」
「本当……。ちょうどいいわね……。」
さっきの女子達がまだ残っていたようで……
「よしっ!書けた!これで部活に行ける!」
するとその時……
「ちょっと延各さん?」
一人の女子が羅夢音に話しかけてきた。
その後ろには何人かの女子がいる。
「え……な……何……?」
羅夢音が怯えながら応えた。何かしら言われると思っていたからだ。
「あなたに聞きたいことがあるんだけど。」